和ん菓子のこだわり

「知る」ことから

わんちゃんのご家族皆さんは、どのような環境でどのように農作物が育てられているか、生産者さんがどのような人かを知ることはありますか?

農薬、化学肥料不使用、産地や生産者さんの名前などが分かると「安心」と思われたり、自分の出身地や身近な地域の農作物だと親近感が湧いたりなど、色んな思いを抱かれる機会は少なからずあるかと思われます。

わんちゃんのご家族皆さんから
「おやつを安心して与えられる」
「自分の出身地の野菜で嬉しい」
「ここまで情報を載せているおやつ屋は見たことがない」
などお声をいただくことがありますが、和ん菓子はそう思われたいためだけに情報公開をしているわけではありません。


「生産者さんの思い」を伝えたいからです。

「安心」だけで終わらせたくなく、「安全」を心がけている生産者さん、1人1人を身近に感じてほしく、どのような環境でどう育てられているのか、どのような人なのかを知ってほしく、「知る」きっかけを作れるよう目に止まりやすい「不使用」の農作物に着目をし、産地や生産者さんの情報公開をしています。

農薬、化学肥料不使用の農作物を見かけたとき
「もう少し手に取りやすい価格だったら...」
と、思われたことはありませんか?

ネットのECサイトなどで見かけても取り寄せる場合は送料も気になるところかもしれません。

わたし達消費者が価格に納得をし購入に至るには「安心」を得ることが必要であり、「安心」を得るためにはまず「知る」ことが大切になります。和ん菓子はわんちゃんを通じて「安心」に繋がる「生産者さんの思い」を伝えていきたいです。

天候、病害、自然と向き合い、数十万〜数百万する農業機械の購入や修理費、設備の修繕費、アクシデントなど様々な事に対応をし、時間をかけ、体力を削り、時には怪我をすることもありながら、生産者さんは農作物を育てられています。

資材高騰、健康問題、後継者不足、経営環境悪化などの波が押し寄せ、農業をやめようと一度でも廃農(離農)を考えたことがある生産者さんはどれほどいるか、和ん菓子と関わったことがある生産者さんの中で実際に廃農なされた方もいます。

廃農後に何が残るか、もしかしたら農業をするにあたり必要であった返済義務のある借入金かもしれません。

何歳でも農業はできますが、平均年齢は70歳近くとなります。
近年SNSでは新規参入をした若手生産者さんの投稿などを目にする機会も増えてきましたがそれは一握りであり、65歳以上の方達が過半数占めているのが現状です。

廃農をしたその後の受け皿、農作物を育てなくなった畑はどうなるのか、表向き調べると各案内などはありますが、何故毎年生きることを追い詰められる生産者さんがいるのか、この国のわたし達が見過ごしてはならない背景の1つでもあります。

わたし達が「もう少し手に取りやすい価格だったら...」と思う目に見える価格には、消費者であるわたし達の目に止まり選ばれるよう考え、農業を継続しようとする生産者さんの並々ならぬ思いが詰め込まれた「価格」になります。

少しでも、ほんの少しでも、この国で農作物を育てられる生産者さんのことを知ってほしく、尚且つ手間暇のかかる農薬、化学肥料不使用の農作物に挑戦をし育てられる生産者さんを和ん菓子は特に応援したく、見続けていたく、わんちゃんのご家族皆さんが知るきっかけ、手に取るきっかけになればと、願いを込め情報公開をしています。

おやつ作りにあたり、市販の野菜粉末などの方が長期保存、色の安定、コストなど全てにおいて作業効率や販売に適しています。

それでも、和ん菓子はわんちゃんを通じてご家族皆さんに様々な「気づき」を提供したいと創業当初からの理念があり、農作物と情報公開にこだわり、今に至ります。

産地、生産者さんの情報はおやつのラベルに表記していますので、是非ネットで検索をしてください。生産者さんの思いを知ることができ、わんちゃんのご家族皆さんに生産者さんの農作物を直接お手にとっていただけたらとても嬉しく、和ん菓子が情報公開をする「こだわり」の意味に繋がります。

※補記
和ん菓子は、わんちゃんのご家族皆さんの目に止まりやすいよう、ご興味をいただけるきっかけになるよう農薬、化学肥料不使用、もう少し細かくいえば、除草剤不使用、動物性肥料不使用、数十年間土のみの完全自然栽培などの農作物を含め使用していますが、農薬などを決してネガティブには捉えていません。(見境なく使うのが良いとは思いません。何をどの程度使用するかに着目はしたいところです)

収量確保のために農薬などの必要性を問われる場面は少なからずあるかと思われます。
わたし達消費者は農薬などについて先入観にとらわれずネガティブに思う前にまず「知る」ことが何よりも大切です。

無農薬だからいいのか、化学肥料を使わないからいいのか、有機やオーガニックの基準とは...

例えば、有機JAS認証されている農作物は無農薬とは限りません。劇薬含め規定の農薬や化学肥料を使用できます。認証されているとそんなイメージ湧かないかもしれませんし、調べなければ知ることがないかと思われます。

化学肥料は不使用でも動物性肥料を多く使いすぎている場合もあります。有機と同じ意味合いのオーガニックという言葉は農作物に限らずたまに目にするかと思われますが、それは消費者が想像する「安心」100%のオーガニックなのか?または割合の数%のみか?など...調べなければわかりません。

わたし達は「知る」を見落とし、ただ「安心」を購入している場合があることに気付くことも大切です。

じゃがいもは北海道、サトウキビは沖縄のイメージなどがあるかもしれませんが、何処で作られているのかよりも誰が作っているのか、どんな人なのか、どう作っているのか、どのような思いがあるかなどに和ん菓子は重点を置き、どのような栽培方法でも、思いがある全ての生産者さんをリスペクトします。

【その他近日公開】